熱い俳句愛で魅了!~黒岩徳将先生・牡丹俳句大会講演~
令和七年度牡丹俳句大会が、五月十一日午前十時から須賀川市民交流センター「tette」において開催された。
今大会は、実人数百二十九名の俳人から七百十八句もの投句を得て、投句者数こそ前大会の百三十一名を若干下回ったものの、投句数は前回の七百二句を上回り、直近十年の大会の中では最多となった。会員の皆様のご協力に厚くお礼申し上げます。特徴としては、前回に引き続き、会員はもとより会員以外からの投句も多く、多分に会員の皆様が積極的にお声掛けしていただいた結果であり、深く感謝申し上げます。
また、大会当日会場を訪れた人数は、前大会同様約九十名であったが、場内を見渡すと、二十代、三十代等の比較的若い方々が散見された。今大会の講師が著名な若い俳人であり、演題も若者の興味を引くものであったこともその要因かも知れない。
記念講演は、俳人の黒岩徳正先生による「君は俳句で笑いたいか」という、少し風変りではあるが魅力的な演題である。先生は、現在現代俳句協会青年部長という俳壇の要職にあり、正に若手俳人の旗手と言っても過言ではない。必然講演も若さ溢れる、爽やかな語り口で楽しいものとなった。先ずは「光の国から来たウルトラマンです」の第一声で聴衆の心を掴み、その後も「須賀川にもっと早く訪れていれば良かった」等須賀川愛を遺憾なくご披露いただいた。先生の溌溂とした、それでいて真摯で丁寧な講演に聴講者は大いに満足したに違いない。
大会は、野崎キン子幹事の司会進行のもと、金子秀子副会長の開会の言葉に続き、江藤文子代表が主催者挨拶を行った。その中で、黒岩先生の第一句集「渦」を購読したことを吐露し、その中の数句を紹介しながら、句の若さ、素晴らしさを称賛した。
続いて永瀬十悟同人会長の歓迎の言葉並びに講師紹介となった。徳正先生の経歴等の披露の中で先生の句を三句選び出し、その句の若さ、青春性に触れ、俳壇のトップランナーであることを伝え、先生の活躍を讃えた。
講演の後に、牡丹俳句大会入選句の披講・表彰と先生から特選句、入選句の丁寧な選評をいただいた。最後に猪狩行々子副会長が閉会の言葉を述べ、大会の全日程を終了した。